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Café Rainbird

Labyrinth Spring(2016.08.14)

Music & Lyrics by Café Rainbird

CONTENTS
1. 春は灰色(03:39)
2. 夜霧を待ちながら(03:47)
3. 竜骨生物群集(05:59)
4. Night Bloomer(04:11)
5. まどろみの女王、あるいは生々流転(04:06)
6. 落花の季節に(03:26)
7. 秘密の庭の片隅で(07:07)

春は灰色

うすぐもり 空はご機嫌ななめで
お日様をすぐに隠す
雪解けを心待ちにしてたのに
灰色の空白があるだけ

ねえ 春はどこに どこにいるの
ねえ春は 春は今どこに

灰色・灰色・灰色
灰色なんてもうたくさんよ
灰色・灰色・灰色
さみしくなるわ
憂鬱な空模様

どしゃぶりの雨にいきなり降られて
濡れねずみ 悲しくてみじめで

ねえ 春はどこに どこにいるの
ねえ春は 春は今どこに
灰色・灰色・灰色
灰色なんてもううんざりよ
灰色・灰色・灰色
いつまで待てば私の春は来るの?

春色・春色・春色
春色の春 今どこにいるの
私の素敵で楽しいきれいな春は
まだ行方不明

灰色・灰色・灰色
灰色なんて
もううんざりなの
そろそろ・そろそろ・そろそろ
待つのをやめて
もう春なんかに期待しない


夜霧を待ちながら

眠れずにでかける
今日も夜霧にまぎれて
なにかを探しては
なにも見つからない旅へ

変化のない日々に
退屈しながら
今日もまた繰り返す
うんざりしてため息

つまらない毎日を
過ごしてただ憂鬱
なにも変わらないまま
あっけらかんと夕方

大きな変化なんて
望んじゃないけど
けだるいだけの日々に
飽き飽きしてため息

散歩する街路は
深いかすみに包まれ
ひとけのない街は
鈍い灰色の夢のなか

眠りのない夜が
今日も訪れて
ぼやけた時間の迷路
ひとりまた歩きだす
冷たい夜霧とともに


竜骨生物群集

ガス燈は暖かく
街角を照らし出す
どこかの場所 だれかの街 
海の底の都市を
魚たち集まって
窓の外を泳いでいる
覗き込むのは
眠らないひとみ

静かなこの場所は
いつまでも休まずに
こわれた夢降り積もる
この世の終わりまで

僕らは朽ち果てる
途方もない時間の果て
分解されて
消え去ることもなく

沈んだ夢の軌跡を
照らし出す海の灯を
なくした後の僕らは
ゆっくりと石になる

ふりゆく水晶の砂
時の記憶 太古の夢
深く深い海の底に
僕らを残したまま


巡りゆく海流は
いつまでもさまよって
長い旅のおしまいには
どこにたどりつくのだろう

僕らの行き先は
終わりのない時の彼方
旅の途中で
崩れることもなく

眠れる過去の遺跡が
映し出す遠い日が
かすれるころに僕らは
ゆっくりと石になる

ふりゆく硝子の砂
波の記憶 過去の夢
積もり積もる泥の底に
僕らはうずもれて

時は回る歯車
季節巡り 変わっていく
暗く寒い石の中に
僕らを忘れたまま



Night Bloomer

まばゆい日射しを避けて 影のように
出番のときが来るのをただ待って

夕暮れとうに過ぎて
暗闇 満ちていく――

まとうわ 夜の薄布を

ときめく魔法の
蒼の光まとって
今宵も出かける
月夜の約束
貴方に会いに


昼間は人目を避けて 石のように
笑顔を仮面の下に隠して

人影とうに消えて
暗闇 深まる――

まとうわ 夜の化粧を

素敵な魔法の
白の衣装まとって
今宵もいざなう
愛しい貴方を迎えにいくわ


星影淡くともり
優美に花咲く

まとうわ 夜の口紅を

夢みるくちびる
黒の闇をまとって
今宵は口付け
貴方のすべてをとりこにするわ


まどろみの女王、あるいは生々流転

乾いた大地はまだ
枯れ果てたままで
眠れる世界の繭
その目覚めはすぐ
まどろむ女王 その名も変転
たゆまぬ運命つかさどる主
目覚めよ女王 果てなき転変
この世の風景塗り替える権能

生々流転の名のもとに――


滅びた大地はまだ
冷え切ったままで
見知らぬ世界の繭
その目覚めはすぐ

うつろう女王 その名も混沌
尽きせぬ崩壊つかさどる主
目覚めよ女王 見果てぬ混乱 
この世の停滞打ち壊す権能

生々流転の名のもとに――


どこまでも広がる
無限の死の世界には
生命もなく
脈動もなく
氷の秩序のみ

澱みもなく
豊穣もなく
すべてが停止する


呼吸をひそめて皆
その瞬間見守る
次なる世界の繭
その目覚めは今

羽化せよ女王よ
この世に変革を!


――かくて大地には
息吹があふれ
光り輝く


落花の季節に

人々は離れる
流れる年月に
積み上げた記憶を
振り返ることもなく

人々は忘れる
過ごした思い出を
いたずらに過ぎていく
日々にただ埋もれゆく


ひとつ ふたつ
花が落ちる
ひらり ひらり
舞うように

花びらが舞い散る
ひとときの幻に
決して避けられぬ永遠の別れを
惜しむように
ゆっくりと舞い落ちる


人々は去りゆく
次々せわしなく
哀しみの涙を
浮かべる暇もなく

ひとつ ふたつ
花はこぼれ
ふわり ふわり
風に乗る

花びらが舞い散る
そよ風のやさしさに
決して止まらない 時のうつろい
なにもかもうつりかわって――

花びらが散りゆく
あたたかい日のもとで
やがて訪れる次の季節を
おだやかに予感して花は散る


秘密の庭の片隅で

夜空は明るみ
蒼く光さしこむ
つぼみはほころび
澄んだ風が通りぬける

時計はちくたく
刻む音色 寝息のようで
景色はのどかに
翡翠色の夢をみている

おだやかな眠りを
いばらの悪夢がときには邪魔をしても
大丈夫 ここは静か
めをつぶって やすらかにおやすみ


やさしい木洩れ日
春の風に揺らめく
水辺は花咲き
いぶき満ちて色鮮やか
日射しはうららか
光満ちる生命の調べ
緑のゆりかご
やすむ影の眠りは深く

傷ついた心が
ほのおの記憶にときにはうなされても
大丈夫 ここは静か
めをつぶって  おだやかにおねむり


草木はささやく
心地のよいしじまに
ものみなまどろみ
花の蜜は甘くかおる

鏡の庭園
水に映る 影のたわむれ
想いを祈りに
ここは君のやすらぎの庭


永久の時間に
孤独の幻想に心が囚われても
大丈夫 ここにいるよ
悲しまないで しあわせな夢を

朽ち果てた世界に
終末の時がいつかは訪れても
大丈夫 ここにいるよ
ここにずっと 君のいる場所に
だから今日も 夢の中でおやすみ




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